46 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/01/06(火) 01:04:48 ID:IExYoDcE

 草木も眠る丑三つ時。 カーテン越しに仄明るく入ってくる、月の光のみを光源とする青城女学院の寮の一室。少女が二人、ベッドの上で座り込んで向かい合っている。

 どちらも正座を崩し、お尻をベッドに付けた姿勢で、顔には僅かばかりの緊張と、これからの行為を頭の中で反復させているのか、目は時折中空を見つめる。

 普段は髪を二つに結わえ、多少の子供らしさを感じさせる少女、百子。彼女も今は髪留めを解き、さらりとした髪が流れ女性らしさを纏っている。対面するもう一人の少女、保美は、ふわりとしたウェーブのかかった髪を、白く、細い身体に垂れさせている。頬にのみ緊張からか朱が差して赤みを帯びている。

 そんな状態でずっと無言で見つめ合いながら、しばしの時間が流れている。

 ふと、百子が意を決したように目を瞑り、ごくりと生唾を飲み、その音が静寂を破る。

「ざ、ざわっち」

 少し上擦った声で保美の愛称を呼ぶ。

「う、うん、百…ちゃん」

 保美もその呼びかけに、細い、静寂の波に呑まれそうな声で応える。

「い、いくね……」

 百子はそう言いながら、かすかに震える指先で、保美のパジャマのボタンに手をかけ、上から一つ、二つ、三つと順にゆっくりと外していく。そうしてボタンの最後の一つを外し、そのまま手を背に回してブラを外す。

「ざわっち……ちょっと腰浮かせて……」

「うん」

 次いで保美のパジャマのズボンに手をかける。保美が軽く腰を浮かせて、百子は下着と一緒にズボンを脱がせる。そうして保美の一糸まとわぬ肢体が百子の前に晒された。

 保美の細身ながらも女性らしさを主張する曲線は、静謐な空気の助けもあり着替えで見慣れているはずの百子さ<え魅了する。


47 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/01/06(火) 01:05:19 ID:IExYoDcE

「百ちゃん……そんなにじっくり見られたら……恥ずかしい」

 保美に見とれ、惚けていた百子はハッと我に返り「ごめん」と軽く謝る。

「えへ、ちょっと寒いね」

 保美はそう言って軽く笑いながら、先ほどまでは少し朱が差した程度であった頬は熟れた林檎のように赤くなっている。

「じゃ、じゃあ今度はあたしを……」

 百子は保美に向かって両手を差し出す。

「うん……」

 保美はそれを受け、百子のネグリジェをつまみ、持ち上げ、まずは頭を、次いで差し出された両手を通して脱がせる。

 脱がせたネグリジェは綺麗に折りたたみ脇に置く。そのまま百子のブラを外し、先ほど百子がさせたのと同じように、するりと百子の足から下着を脱がせた。そうして百子も保美と同じように生まれたままの姿を保美の前に晒す。

「ざわっち……キス……していい?」

「……うん」

 そう言って保美は軽く目を瞑る。百子はゆっくりと保美の唇に自身の唇を重ねる。左手は保美の右手に組み、右の手で保美の左肩を抱き、背を支える。

 百子はそのまま保美に体重をかけ、身体を密着させる。百子の動きを感じ取った保美は受け入れるようにゆっくりと身体をベッドに預ける。それを追うように百子と保美の身体は重なる。

 百子の膨らみかけの乳房は、密着した保美のそれに覆われ、腹部を重ね、また脚は互いに絡め合いながら口吻を続ける。

「んっ」

 時折、保美から、または百子から僅かな息が、喉から声が漏れる。

 そして重なり合う唇の間には二人の唾液が漏れ、ピチャという水音が部屋に染みこんでいく。

 互いの体温を、身体の柔らかさを、そして口吻の感触を充分に堪能した後、そっと百子が唇を離し、保美の目を真っ直ぐに見つめる。


48 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2009/01/06(火) 01:06:20 ID:IExYoDcE

 保美も先ほどの口付けで緊張が解けたのか、柔らかな表情で百子の目を見つめる。そうして百子から言葉が紡がれる。

「ざわっち……その……さ、触る……よ?」

 百子は保美に了承をとるように問いかける。保美は柔らかな表情のままコクリと頷き、繋いだ右手を解く。

 百子は保美に軽く口吻をし、そのまま唇で這うように保美の首スジ、鎖骨、腋に唇をなぞり、脇腹辺りから両唇ではむように保美の柔肉に吸い付きながら、時間をかけて保美の乳房に到る。

 保美の下乳から舌で形をなぞるように頂点を目指す。

 百子が保美の身体を移動するたび、保美からは抑えたような吐息と、小さな「…ぁ」と言う声が漏れる。

 百子の舌は蛞蝓のようにゆっくりと保美の丘の頂を目指し這う。やがて頂上にたどり着いたら、舌をとがらせ、胸の突起に刺激を与える。両唇で乳首をはんでみたり、また自由になった左手で保美の乳房を揉みし抱く。

 百子の一挙一動は保美に快感を与え、次第に抑えていた声が漏れてくるようになる。

「あぁ……、んっ……」

 それでもまだくぐもりを残す保美の甘い声。それを聞く度に百子はドクドクと早鐘を打つ心臓を、キュと鷲掴みにされたような感覚を味わい、その声をもっと聞きたいと、さらに刺激を与えていく。

「ざわっひ、気持ちいい?」

 そう保美に問いかけ、乳首に軽く歯を立てる。

「あっ! 百ちゃん……ぁ」

 百子が刺激を加える度、保美は熱い吐息と、喘ぎ声を漏らし、脚をもじもじと動かす。百子はもう充分と判断したのか、唾液でべとりと濡れる胸から舌を滑らすように腹部を這い、保美の秘所を目指す。

 両手で保美の脚を拡げ、目の前に保美の秘裂を露わにする。既にそこからはとろりとした愛液が股のを伝って菊座まで垂れている。

「ざわっち……いくよ」

 そう言って、百子は保美を見る。保美は僅かに潤んだ目で百子を見つめ返しこくりと頷く。

 保美の了承を得た百子は内股に舌を這わせ、ゆっくりと保美の秘裂を目指し、菊座まで垂れている愛液を舌で掬いながら保美の膣に舌を挿れる。

 百子は蜂蜜を求める熊のように、舌を奥まで伸ばし保美の膣壁に刺激を加えていく。時に舌をとがらせ上壁をついたり、左右に動かしたりと刺激を与える。

 刺激を与えられるたび、保美は身体を捩らせ、また両の手で百子の頭を抑える。

「あっ! 百ちゃん! んっ!」

 保美の声から、段々と抑制が解放されていく。隣の部屋に居る寮生を起こしてしまうのではないかというほどの声が響く。

「あっ、良い! 百ちゃん! もっと!」

 溢れるほどに垂れてくる愛液に唇を濡らしながら、舌を動かし続ける。すると保美は脚を中空に浮かせ、身体がビクと小刻みに揺れ、舌はキュと膣壁が狭まり締め付けられる。

「百ちゃん! あぁ、ぁああああ」

 最後に可愛らしい声を上げながら、背を反らし、膣の奥から出るものがぴしゃりと百子の顔を濡らした。


 意識が昏れていく……世界から色が抜け落ち、黒く塗りつぶされ、歪んでいく


 そうして現に戻され、パチと目を開く。


「こんな初夢ですか」