729 :名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 09:36:11 ID:OjoGx0fn

「あ、綾代〜! こんな格好、は、恥ずかしいじゃない//」

「いえいえ、梢子さん、お似合いですよ」

 綾代は私の耳元で囁く、熱い吐息が私の耳をくすぐる。

「こういうのは綾代みたいな可愛い子が着るものじゃないの?」

 もじもじとお腹の上で手を組んで、少しでも恥ずかしさを紛らわせようとする……が意味が無いんじゃないのかと、はたと気付く

「梢子さんも充分可愛いですよ?」

 また、綾代は私の耳元に熱い息を吐く。

 わ、わざとなんじゃなかろうか……?

「あれ? 梢子さん、肩紐がズレてますよ」

 そう言って綾代は、外れかかっている私の紐をちょいと掴むと、そのままコロンと転がり、私に馬乗りになる。

「あ、あやしろっ!?」

「どうかしましたか? 梢子さん」

 綾代は片手で身体を支え、もう片方の手で自らの唇をなぞりながら、不思議そうな表情になっている。

「……て、天井が鏡で、その……恥ずかしい……どうせなら……電気、消して……//」

 ふと、綾代は天井を見やり、そのまま思案する。

 天井の鏡に映る、私の表情は惚けたような赤い表情になっている。


730 :名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 10:14:53 ID:OjoGx0fn

 鏡越しに見える綾代の表情が穏やかになったかと思うと、

「鏡に映る梢子さんは素直ですのに、どうも現実の梢子さんは自分の可愛さを理解してないようですね」

「へ?」

「梢子さんは、不用心すぎます……この際ですから自分の可愛らしさを理解していただくためにも……」

「あ、あやしろ?」

「えいっ!」

 そう言って、綾代は自らの口元に充てていた手を私の頬に添えて、倒れ込むようにして唇を重ねてくる。

 んっ、チュ、チュプ


 ふと、天井を見やると、とろけるような表情の私が綾代と口づけを交わしている。

 気付いたら、私は綾代の頭を押さえ込んで、自ら綾代の唇を求めている。

 柔らかな唇を堪能しているうちに、綾代は自重を支えるのに不要になった手をエプロンの隙間から侵入させ、私の身体を這うように動かす。

 親指でおへそをくりくりとしたかと思うと、そのままゆっくりと上に上がってきて、私の乳房を優しく揉みしだく。

 んっ… 声が漏れそうになるも、唇がふさがれているので、喉から微かな音が漏れるだけに止まる。


731 :名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 10:26:58 ID:OjoGx0fn

 私の頬を支えていた手も、私が綾代の頭を抱えているために不要になったのか、そちらもエプロンの隙間から私の身体へと侵入してくる。

 お尻をさわと撫でたかと思うと、そのまま内股を軽く揉んだり、脇腹をさすったりと動き出す。

 ぁん…、んっ! 唇が塞がれているので声が出せない。

 その代わりに、綾代は舌をとがらせ、私の唇をこじ開けて私の口内へと侵入してくる。

 チュパ、ピチャ

 綾代が私の舌を掬い、絡ませるたびに部屋には水音が響く。


733 :名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 16:27:11 ID:OjoGx0fn

 綾代の手が、指が私の身体を愛撫し、口内には綾代の舌が侵入し絡まり続ける。

 どこからが私の身体で、どこからか綾代の身体なのか? まるで溶けるように綾代が私と一体になった錯覚を覚えそうになる。

 天井を見ると、乱れた私の顔と、綾代の整った身体が眼に焼き付く。

「んっ、はっ、はやひろ……」綾代の舌が絡まって、上手く発音できない。

 綾代は、うっとりとなりながら、舌を引き抜き

「どうしましたか、梢子さん?」などと聞いてくる。

「エプロン……邪魔じゃない?」

 恥ずかしいけれども、綾代の肌に直接触れたい……

 鏡越しに見える、あの綺麗な身体で直接愛されたい、こんな薄い布きれ越しじゃなくて……

「梢子さん、こんなに可愛らしいのに……少々残念ではありますが……梢子さん、たっての希望ならば仕方ありません」少し名残惜しそうに言う綾代。

 エプロンの隙間から差し込んでいた手を抜き、私に馬乗りになりながら、自身のエプロンの紐をシュルと外し、綾代の身体が露わになる。

 それはまるでアフロディテ。愛と美を司る女神という形容がふさわしい女性的な曲線美で、私のように少し筋肉質ではなく見た目そのままに柔らかそうな肉体で、見た者を一瞬で虜にするのだろう。

「綾代……綺麗……」

 思わず漏れる本音。綾代は少し恥ずかしそうに微笑し

「梢子さんだって、同じようなものです」馬乗りになっていた身体をどかし、私の横に崩した正座で座る。

 シュルと私のエプロンの紐を解き、互いに一糸纏わぬ姿となる。

 天井には私の裸が映し出される。

「どうですか? 梢子さんはきっとご自身の身体をあまり見たことがないのでしょう?」そう言ってくすと微笑する。

「梢子さんだって、可愛いのです」綾代は私の頬に両手を添えて、天井の鏡を注視させる。

「ぁ、綾代のほうが綺麗よ……」

「梢子さんは……しょうがないですね」

 はぁ、と溜息をついて、私の頬に添えられた両手に少し力が入る。

 綾代の顔が近づいてきて……再度唇が重なる。

 そのまま綾代は身体ごと、私の上にかぶさる。


734 :名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 16:27:42 ID:OjoGx0fn

 綾代の体温が布越しではなく、素肌にそのまま伝わってきてほんのり温かい。

 どっちが可愛いだの、どっちが綺麗だのそんなのもう関係ない、綾代のほうが可愛いに決まっているが、今は綾代を受け入れることだけに集中しよう……

 そう考え、私は綾代の唇が離れないように、綾代の頭を抱える。もう片方の手を背中に回して、綾代を求める。

 んっ、チュパ、ヂュル

 今度は、自分から綾代の舌に絡ませる。綾代も私から舌を入れてくるとは思わなかったようで、少し目を見開く。

 直後、緩やかな表情になったかと思うと、仕返しとばかりに、私の胸の突起を人差し指と親指でこりこりと摘む。

 身体がビクと仰け反ろうとするも、綾代にのしかかられているので、身動きがとれない。

 快楽に身を捩らせようとしても、動かない。

 ふふっ、梢子さん、存分に楽しんでくださいね、とばかりに綾代は身体全体を私に擦りつけてくる。

 綾代の柔らかな乳房が、私の乳房と重なって潰れ、綾代の絹のような肌触りのお腹は、私のお腹にぴたりと隙間無くくっつき、綾代のすらと綺麗に伸びる足は私の足に絡まる。

 綾代を全身で感じる。先ほどとは比べものにならないほど、綾代に溶けて一体になっているような感覚を自覚する。

 そんな感覚に身を委ねていると、綾代の手がお腹の隙間に潜り込んでくる。

 潜り込んできた手が、ゆっくりと下腹部に伸びて……私の敏感な部分に中指を立て、私に侵入してくる。

 綾代の指が入ってきてる!? そんな風に考えると、恥ずかしくて、思わず腰をくねらせる……が綾代の指はかまわず、ゆっくり確実に奥まで入ってくる。

 ゆっくり、ゆっくりと侵入し、やがては綾代の指を全て飲み込む。

 綾代は指が全て入ったのを確認すると、目線だけで私に、覚悟してくださいね、というようなメッセージを送る。

 私はその無言のメッセージに、コクリと頷くと綾代は満足そうに妖しく笑う。

 瞬間、私の中に入り込んでいた指が、まるで生きているように動き出す。

 思わずビクと綾代を浮かせるほどの力で背中が仰け反る。重なっていた唇も離れ、大きな声が漏れる。

「あぁああああ! あっ! あ、あや、あっ! はげしっ! んっ!」

 綾代の指は動き続ける。私の入り口付近まで抜いたかと思うと、一気に入り込んで、またクチュクチュと動き、綾代は私の中で指を動かし続ける。

 喘ぎ声を出すことも許さないとばかりに、綾代は乳首を攻め続けていた手で私の頭を支え、離れないように強く口づけを交わす。

 綾代の指が私の中で動くたびに、私は腰をくねらせ、身体を反らせる。

「んっーっ ぁんっ! んっ」喉から声が漏れる。

 綾代は構わず、指を動かし続け、私は段々と意識が遠のいていく。

「んっ…、っ……」

 そして身体の奥が一気に熱くなったかと思うと、頭が急に真っ白になり……

「あっぁああああああ――!!」綾代に塞がれた唇の上から声が出る。

 一気に身体の力が抜けていく、そうして段々と意識が薄れていく。

 私は薄れゆく意識のなか最後に、口をぽかんと開けて、満足そうにしている私自身を見た――