695 :名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 17:22:05 ID:ao2z/V/X

 今日は保美に招かれ、青城の寮にこっそりと泊まっている。

 女三人寄れば姦しいと言うが、百子と保美と私で、夜遅くまで騒いでいた(主に百子が)

 そんな百子も三大欲求の睡眠欲には勝てなかったらしく部屋の明かりを消し、私は保美のベッドで一緒に眠りに就く……はずだった。

 今、私の隣には保美が寝ている。けれども保美はずっと私の方に顔を向けているので、私は多少の恥ずかしさもあり、逆に向いている。

 そんな恥ずかしさもあり、私は未だ眠れずに居た。


「梢子先輩…」

 保美も同様だったのか、小さな声で私を呼ぶ

「もう寝ましたか?」

 そう問いながら、保美は私の手を軽く握る

 その手が温かくて、心まで温くなっていく気がする。

「まだよ…眠れないの? 保美?」

「あっ…いえ、そういうわけじゃ……んっ……そ、そうなんです! ね、眠れないんです……」

 小声ながらも少し熱っぽい話し方で言う。

「で、ですね……梢子先輩…」

 私の名を呟くなり、握ったほうとは逆の手で、向こうを向いていた私の顔を自分のほうへと向かせる保美。

 普段は白磁の白のように上品で、少し硬質な感じもする保美の肌も、今は少し上気したような、桜色の色を帯びている。

 目は水がかかった水晶のように透き通り、潤みを帯びながらも私の目を真っ直ぐに見つめる。

 そして一息、決意のような甘い溜息を漏らしたかと思うと、軽く瞳を閉じて、ゆっくりと私へと近づいてくる。


 どちらから触れたのか分からない。

 まるで保美の唇に吸いこまれるように、私が動いたのか? それとも、保美から触れたのか? 私の唇は保美のものと重なっていた。

 そのまま、先を少しとがらせた保美の下が私の唇をこじ開けようと触れたとき、私ははっと、ベッドの上に居る者の存在を思い出し、思わず唇を離した。

「んっ…保美……百子が、起きちゃうんじゃないの?」

 そう言うと保美が少しむくれたような表情になり、

「梢子先輩、百ちゃんなら大丈夫です! 一度寝たら朝まで絶対に起きません!」

「ほ、ほんとに大丈夫なの?」

「大丈夫です!」

 保美は絶対の自信があるのか、私の手を握る力を強め、強く訴えかける。

「もぅ……しょうがないわね…」

 やれやれと溜息をはいて、私は保美の背中に手を回し、保美を包みこむように抱く。

 そのまま手を上に移動させ、サラとした髪を手で梳きながら、保美の後頭部を支える。

 先ほどの続き……とばかりに、保美の唇に、今度は自分からゆっくりと重ねていく。

 すると保美の表情がとろんとなり、保美のほうからも逃がすものか、とばかりに私の頭を押さえつけ、そして舌の先を私の中へと侵入させてくる。

 私の唇を割り、入ってきた舌は挨拶とばかりに、私の舌の先にとんとんと触れて私を促す。

 その甘い誘惑に応え、保美の舌に私の舌を絡めていく。

 ピチャ、クチャ、と唾液が口内で絡まる水音が部屋に響くが、百子はきっと大丈夫だという保美の言葉を信じて今はこの快楽に身も心も委ねてしまおう……


692 :名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 17:17:24 ID:ao2z/V/X

「んっ……」保美の喉から声が漏れる。

 私は保美の後頭部に回していた手を、パジャマに入れていく。

 寝るときにいつもブラはしないのか、それとも私のために意識して外しておいたのか、保美はブラを着けておらず、プルンとした柔らかな保美の乳房はパジャマのすぐ下にあり、軽く手を置いただけで、私の手の形を受け入れ、温かく包みこむ。

 そうして、繋いでいた手がふっと離され、保美は両の手で私の頭を押さえつけて、唇を求めてくる。

 私も自由になった手で保美のパジャマのボタンを一つずつ外していく。

 最後の一つが外れ、パジャマがはだける。

 それとともに私の頭を抱えていた保美の手が解かれ、最後に強く唇に吸い付きながらジュパと音を立てて唇が離れる。

 保美は仰向けになり、目で私を促す。

 私はひざで立って、頭をぶつけないように気を付けながら、自らの寝間着を一枚、一枚脱いでいく。ブラを外し、最後に下着を脱いでいく。

 次に保美のパジャマを丁寧に脱がせていく。

「保美……少し腰を浮かせてくれない?」

「は、はい……これでいいですか?」

 軽く浮いた腰元からパジャマと下着を一緒に脱がせて、互いに一糸纏わぬ姿となる。

 保美の肌は暗闇の中でも、はっきりと分かるほどの白で、絹のように滑らかで、何度見ても綺麗だと思う。

 そんな風に見とれて、ぼうとしていると

「梢子先輩……?」保美から声をかけられハッとなる。

「あ、い、行くわね」

 そう言って、保美の腹の辺りに手を置いて、保美の胸の突起を舌の先で軽く刺激し、もう片方の手で脇腹から、お尻、太腿と保美の肌を撫でるように動かす。

「んっ……くすぐったいです」そう言って保美はクスクスと笑いながら、身体を少しくねらせる。

 私はそのまま手を腰に回し、腹に置いていたほうの手で保美の乳房を揉みながら、口でも乳房を愛撫する。

 保美は私の片方の足に両脚を絡め、保美の性器を私の足に擦りつけるように動かしている。

「んっ……はっ…」

 胸の突起を軽く甘噛すると、保美から喘ぎ声と熱い吐息が漏れる。

 そのまま口に含み、舌の上で転がすように刺激を与えていく。

「あんっ……梢子先輩っ……気持ち良いです…」

 保美から艶めかしい声が発せられる。

 足に擦りつけてくる保美のものからも多少の湿り気が感じられたので、私は乳房から、おへそ、脇腹、太腿、そして足の先の小指まで保美の身体に舌を這わせる。

 そこまで辿り着いたら今度は逆にふくらはぎ、内股と同じように舌を這わせてゆっくりと時間をかけて保美の大切な部分を目指していく。

 そうして時間をかけて辿り着いた頃には保美のそれからは透明な雫が溢れるほどに湧きだしていた。

 小指で軽く割れ目をなぞり、離してみると細い銀糸が紡がれ、たらりと垂れる。

 ツゥーと伸ばしていくうちに途中でぷつりと切れて、私の腕に絡まる。

「保美〜、凄い溢れてるわよ〜」

 少しいじわるだろうか? けれども私も初めて保美にして貰ったときは同じようなことを言われた記憶がある。

「しょ、梢子先輩!」

 保美は恥ずかしそうに顔を赤くして、私を見る。

「ふふっ、冗談よ、保美、足を開いてくれる?」

 そう保美に言いながら、保美の太腿に手をそえて促す。

「あっ…は、はい、こうですか?」

 そうして、保美の足がMの字に開かれる。

「じゃあ…いくわね」

「お、お願いします。梢子先輩……」

 保美はそう言うとギュと目を瞑る。

 私は指で保美を拡げ、舌をとがらせてゆっくりと入れていく。

 保美の中はトロリと愛液で溢れており、舌に絡まってくる。


693 :名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 17:17:54 ID:ao2z/V/X

「あぁ〜…んっ……」

 保美から喘ぎ声が漏れる。

 私はそのまま、円を描くように動かしたり、保美の天井を突いたりと、保美の中で舌を動かし続け、

 動かすたびにビクと保美の身体は反応し、甘美な声が漏れ、そして奥からは止めどなく愛液が溢れ続ける。

「あんっ……んっ……あっ! 梢子先輩!」

 段々と保美の声が大きくなってくる。

 私は舌を抜き、代わりに中指を保美の中に入れ、クチュクチュと動かしていく。

 トロリとした感触と、保美の熱が指に伝わる。

「あんっ! んっ! 梢子先輩っ! キス下さい!」

 保美が息も絶え絶えに、私に口づけを求める。

 私は指を動かしながらも保美の唇に私のを重ねる。

「あむっ…、あっ、はっ…はむっ…」

 保美は私の背と頭に両手を回し、むさぼるように私の唇を求め、舌を絡めてくる。

 舌が絡まるたび、指を動かすたびに部屋にはピチャ、ピチャというような音が響き、暗闇に溶けていく。

 そして保美の手にギュと力が入ったかと思うと、保美に入れた指がビクビクと締め付けられ、絡めていた舌がほどけ、足は上に向かって真っ直ぐに伸び、

「あっー! んぅ! イキます! 梢子先輩、あっ……、あっぁ……」

 最後に甘く、小さな喘ぎ声をもらしながらピチャ、ピチャと熱いものを私の腕に飛び散らせた。

 そのまま、保美は荒い呼吸をしながらだらりとなる。

 私はゆっくりと保美の中から指を抜くと、保美のものがトロリと指の先から垂れてくる。

 それを口に含んでみる……が、やっぱり苦い……でも…保美の……なんだ……。

 そんな事を考えながら、ベッドから起きて、ティッシュを持ってきて、呼吸を整えている保美の身体を丁寧に拭いていく。

「梢子先輩……ありがとう…ございます」

 保美から小さな声で感謝の言葉が出てくる。

「良いのよ、保美はゆっくりと呼吸を整えなさい」

 そう言うと保美は嬉しそうにこくりと頷いた。

 保美の身体を綺麗に拭き、自分の腕についていたものもふき取った。

「よし、こんなもんで良いかな」


「そろそろ寝ましょうか、保美」

「はい」

 返事とともに保美は私の手を取った。互いの体温を感じるように寄り添って眠りにつく。

 隣には柔らかな表情の保美、そして繋がれた手からは保美の温かさが伝わってくる。

 そんな事に幸せを感じながら、私は眠りに入っていった。


 どうか夢の中でも保美を幸せに出来ますように。