# 参加ID一覧

# 613 : 35H//sh/様

# 615 : lHGkGfCW様

# 617 : xh+1zos9

# 633 : fMZxQQkl

# 668 : GYlOGG4T


# (以下本編)


613 :名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 00:45:15 ID:35H//sh/

 ちゅぱ・・・ぴちゅ・・・という水音とともに、彼女の唇が私の首元から離れる。

 素肌に残る唾液の感覚が不快でないのは、それが彼女―保美のものだからなのは間違いない。

 ここは保健室のベッドの上。

 部活で怪我をしたり、体調を崩した彼女に血を吸わせるのは、あれ以来の習慣のようになっている。

「すみません、梢子先輩、またご迷惑をおかけして・・・」

「いいのよ保美、それは言わない約束でしょ」

「えへへ」

 顔色もすっかり回復し、それどころか上気したような表情でほほ笑む保美に、思わず胸が高鳴る。

「ご迷惑ついでに・・・先輩・・・!」

「え?」

 ふわり、と保美がのしかかってきたかと思うと、そのままベッドの上で押し倒されてしまった。

「わたし、もう、もうガマンできないんです!先輩を・・・ください・・・ッ」

 ちゅっ。

 嫌もおうもなく、唇を奪われた。

「・・・っん!?」

 それだけでなく、唇を割って、保美の舌が入り込んでくる。

 普段の彼女からは考えられないほど大胆な・・・というか。

 ねりねり。

 ちゅるり。

「んー!!んーっ!!」

 ちゅぽんっ!

 必死の思いで保美を引きはがした。

「い、いきなり何するの保美!」

 イヤイヤしながら後ずさるが、ベッドの上なので後がない。

「嫌でしたか?先輩・・・」

 そんな泣きそうな顔、しないでほしい。

「嫌・・・嫌じゃないけど・・・でもいきなりあんな・・・私、初めてだったのに」

「私だって初めでです」

 初めてで舌入れて、あんな・・・あんな・・・。

「でも、嬉しいです、私、先輩の初めて、奪っちゃいました」

 ちょろっと舌を出して悪戯っぽくほほ笑む彼女に呆然と見とれてしまう。


615 :名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 09:25:25 ID:lHGkGfCW

 保美の目が、西日を通し、その光を集束させた水晶のように美しいものに見え、私はぼうとしていたみたいで…


「梢子先輩?」保美から不思議そうな声がかけられ、ハッとなる。

「あっ……な、なんでもない…なんでも……」

「……その…ですね……ずっと……きちんと…」

 もじもじと指を絡ませ、聞こえるか、聞こえないか程度の小さな声で呟く。

「えっ?」

「……えいっ!」

 保美が急に決心の表情になったかと思うと、既に後ろに引くことも出来ない私の唇を奪い、再びにゅると舌が入ってくる。

 舌の先が私の舌の先を、とんとんと叩き、それを合図としたのか、保美の舌がさらに深く入り込み、私の舌と絡まる。

 保美の手は、軽く私の胴着の胸の上に置かれていた……と思うと、両手がかけられ、、スルリと上半身をはだけさせた。

「んっ……」

 ちゅぱ、ぴちゃ……舌を絡めるたびに、保健室に淫靡な水音が響く。

 

 保美は私の背中へと手を回し、片方の手でブラのホックを外し、もう片方の手は私の背をツッと撫でた。

「んっ!」

 思わずびくとなり、仰け反ってしまった勢いで、深く私の中に入り込んでいた唇が離れる。

 動いてしまって、ホックが外されていたブラがストンと落ち、胸に少し肌寒い空気を感じる。


 再び保美へと目をやると、熟れた苹果のように赤く、幸せそうにトロリととろけそうな表情になっていた。

「梢子…セン…パイ…」普段とは画する、甘い囁き

 まるで紅茶に溶けていく砂糖のように、言葉がどこまでも深く、私の身体に溶け込んでいく……

 その甘い囁きとともに、少し肌寒さを感じていた胸に保美の温かな手が触れる。


617 :名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 02:31:36 ID:xh+1zos9

「先輩の心臓の音、すごく大きくなってますよ」

 保美に言われるまでもなく、私の鼓動は、保健室中に響くかと思うくらい、激しさを増している。

「手のひらから伝わってきて……わたしのとシンクロしてるみたいです……」

 恍惚の表情のまま、保美は、私の胸に頬を寄せた。

「……保美、人が来るかもしれないわ……」

 そう言ったのは本心からではなく、半分は照れ隠しで、残りは、オーバーヒートしそうになる自分の意識を逃がすためだ。しかし、そんな私をからかうかのように、保美はそのまま、胸に頬ずりする。

「だって、気持ちいいんです、先輩の胸。……もう止められません」

 普段の彼女なら、たとえそういう欲求が自身にあったとしても、背徳的な行為など理性で封じることができるのだろうけれど、今日はもう、心の赴くままに行動するらしい。

「んっ、……や、保美」

 人が来るかもしれない場所で、愛しい人に敏感なところを弄ばれているという事実は、私の理性を飛ばすのも十分だ。

 と、不意に、保美は私の胸の尖端を口に含んだ。

「……っ!?」

 言葉にならない声が漏れる。私の驚きなど物ともせず、悪戯をする子供のような笑みを浮かべ、彼女は、私のふくらみを舌先で転がし、甘噛みし、私の反応を見ている。

「先輩のここ、固くなってるのに、柔らかいです」

 あれ、矛盾してますねと、自分の台詞に小首をかしげて笑い、再び確かめるように、今度は頬で尖端を撫でる。

「……保美、ダメ、おかしくなりそうっ……!」

「先輩、感じてくれてるんですか?」

 うなずこうとしても、絶え間なく繰り出される刺激は、抗おうとする力と飲み込まれようとする力の両方を自在に掻き混ぜ、正気を保つのは困難だ。

「梢子先輩、まだ先は長いですから、ちゃんとついてきてくださいね?」


633 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:40:07 ID:fMZxQQkl

 いくらこういうことに不慣れな私でも、年下の保美にイニシアティブを取られたままでは、年長者としての沽券に関わる。

「保美、私にも、させて……」

 快楽に溺れつつある身体を何とか意志の力でコントロールし、私に覆い被さる形の保美と体を入れ替えた。

「え……?」

 虚を突かれて無防備になったのか、一気に攻守逆転、今度は私が保美を見下ろす体勢になる。そのまま、未経験の行為に不安と期待が高まる胸を静めつつ、私は、保美の胴着をはだけさせた。

 白くなめらかな肌が、私の視線を釘付けにする。両の乳房の先端は、恥ずかしげに、それでも私を誘うかのように、その存在を自己主張する。

「先輩、あんまり見ないでください……」

 頬染め目をそらしながら保美は言うけれど、そんなこと、できるわけがない。

 華奢な肩のライン、意外に大きい胸のふくらみ、贅肉などとは無縁そうなお腹を、ゆっくり、目に焼き付けるように眺める。

 そして、羞恥に耐えきれず、保美が言葉を発しようとする直前に、その唇を、私の唇でふさいだ。

「んっ、……は、んんーっ!」

 改めて、保美を存分に味わった。もちろん唇だけで終わるつもりはなく、露わになった肌にも、キスの雨を降らせる。

 鎖骨から乳房へ、腋の下からお臍の周り、あらゆるところに口付けていく。

 右手は髪を撫で胸を刺激し、左手はお互いの指を絡ませる。

「あっ、せ、先輩のキス、気持ちいいですっ」

 とろけそうな表情で、保美が呟いた。

「はぅ、あ……っ、優しくて、大好き……っ!」

「だって、優しくしないと、保美が、壊れちゃうじゃない?」

 合間の息継ぎさえももどかしく、キスを止めずに私が軽口を叩くと、

「わたし、先輩に壊されるなら、本望です……」

 軽く目を閉じ、夢見るような表情で言う。

 保美、この子ったら……。

「私だって、保美に壊されるなら本望だわ」

 思わず漏れた私の言葉に、保美は、瞬時に反応した。

「先輩、……ほんとですか?」

「もちろん。保美、あなたになら、壊されてもいい」

 目を見開き私の顔を窺う保美に、私は、力強く微笑んだ。

 と、保美は顔中いっぱいに笑顔を浮かべ、

「うれしい……、梢子先輩、わたしとってもうれしいです。じゃあもう、遠慮なんかしませんっ!」

 そう言うが早いか、再度攻守逆転上下反転、勢いで胴衣が脱げるのも物ともせず、またも、上から私を押さえつける格好になった。

「先輩のお許しが出たんですから、思い切りやらせてもらいます」


668 :名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 15:19:27 ID:GYlOGG4T

 絡まる視線に混ざるのは、甘いものだけではなさそうだ。

「今日は吸いたいところ、吸わせてもらいますよ?」

 保美が微笑みながら宣言する。何気ない台詞運びに聞き流しそうになるけれど、その声音は、未知の危険な香りを孕んでいる。

「吸いたい……ところ?」

 台詞の意味を私が理解する頃には、保美は既に、私の下半身の方へ移動していた。器用に袴の紐をほどいたかと思うと、袴だけではなく下着まで一気に脱がされた。そのままの勢いで彼女は、私の両足の間に身体を入り込ませる。

「ちょっと、保美、一体ど……」

 どうする気なの? そう言うはずだった私の口は、太ももの内側を伝う不思議な感触に、思わず動きを止めた。

 半身を起こしてそちらを窺うと、視線の先には、愛おしそうに私の太ももを愛撫する保美の姿があった。一瞬目が合うと、それが合図であるかのように、指でなぞり唇を這わせるだけの愛撫は、激しいキスに変わる。

 刺激に耐えきれず足を閉じそうになるけれど、華奢な保美を挟んでしまうわけにはいかず、意志の力で押しとどめる。そんなこちらの動きを見越しているのか、彼女は余裕の微笑みを私に返し、更に行為は激しさを増した。

「……っ、んぁ、や、ダメ……」

 私の制止など、元より聞く気など無いのだろう、保美の唇は徐々に、しかし確実に、足の付け根の方に及ぼうとしていた。太ももには数ヵ所、彼女に愛された証であるキスマークが残されている。

 理性が刺激に駆逐され脱力した私の足を、更に広げ膝を曲げさせ、保美は身体ごと私の中心に迫ってきた。いくら保美が相手とはいえ、不安と羞恥はピークに達し、私の心臓は狂ったように早鐘を打つ。

「先輩、怖いんですか?」

 こちらを気遣うというより、若干おもしろがるような口調で保美が言う。肯定してしまえば更に激しく攻められそうだけれど、かといって否定する余裕は既にない。

「かっこいい梢子先輩も好きですけど、今みたいにギリギリな先輩も、大好き」

 上目遣いで微笑んだあと、保美は私の中心に顔を埋めてきた。

「はぅっ……!」

 思わず叫ぶ。物理的な刺激と相まって、学校の保健室という場所で、愛しい保美にそんなことをされているという異常なシチュエーションに、私は更に追い詰められていった。

「んぁ、あ、保美、おかしくなりそう……っ!」

 私の反応が聞こえていないのか、それとも聞こえていて楽しんでいるのか、保美は攻めに没頭している。溢れるところを一心不乱に吸っていたかと思うと、少し上、突起の方にも唇を這わせ、味わうようにそちらも吸う。その間、指は私に侵入し、中の感じるところを探り弄ぶ。

「あっ、ん、んんーっ……」

 声が漏れないように、私は片手で自分の口を押さえた。もう一方の手は、いつの間にかシーツを握りしめている。

 刺激を逃したいのに、足の間に保美がいるせいで、もがくくらいの動きしか自由はない。しかも、より激しくより深くなる保美の攻めの前では、その程度の自由は何の役目も果たさない。

「先輩、いっぱい溢れてきますよ、全部わたしのですよね?」

 言葉を発する暇さえもどかしげに、保美は吸うことをやめない。自分の身体でありながら、その部分は、新種の熱と刺激に支配されている。

「も、もうダメ、……保美、あ……」

 息ができない。目を開けていられない。シーツを握る指が痛い。口を押さえていた手は、保美を押しのけようと伸ばしたはずなのに、なぜか彼女を抱きかかえるかのように動いている。

 私の限界を感じ取ったのか、溢れたものを吸う保美の力が、より一層激しくなった。両方の指で私の中心を広げ、舌は最後の一滴も逃さないと言わんばかりに、妖しく蠢いている。水音は響き、私の喘ぎと競い合う。

「先輩の、すごく甘いですよ? とろけそうです……。先輩は? 先輩は感じてくれてますか?」

「あ、い、イキそう、んぁ、保美、やすみ……っ!」

 最後の瞬間、保美は素早く動いたかと思うと、私自身で濡れた唇のまま、私にキスしてくれた。達した衝撃で意識を失いそうになる私を、優しく抱きかかえ、最後の仕上げという風に、舌と舌とを絡ませる。

 もう、人が来るかもなんて些細なことは気にならない。絶頂の余韻に浸りながら、私たちはいつまでも身体を重ね合い、お互いのぬくもりを感じ合っていた――。