776 :「姫様がみていた」:2008/05/31(土) 01:27:30 ID:GSTh46rQ
※チラシの裏及び注意点:小ネタです。
真田氏のアフターストーリーのネタバレ有。
雛が餌をついばむような、
そんな漣のような刺激が、却ってもどかしくて。
「んっ…ぁ…っ」
「先…輩っ…はむ…んっ…」
今日もまた、治療の一環として力を与えているのだけれど、
最近は特に手段が目的になってきつつある気がする。
…止めることができないのは惚れた弱みか
それとも言いだしっぺの弱みかは些細な問題だけれど、
気にせず楽しむ位の余裕が出来つつある事に気付いて
却って不安を覚えているのは私だけかしら。
そんな自問自答をしているうちに、
汗以外の液体で内腿が濡れつつあるのを感じていると、
保美がおもむろに言葉を紡いだ。
「外出許可頂いて来ますんで先に戻っていて下さい。
…生殺しにされているようで嫌、です…。」
それは私も同じよと言って抱きしめ、抱きしめられて
名残惜しみながら解く私達だった。
せっかくだから、お姫様抱っこでとねだる保美の無茶を
交換条件を出してやんわりと押し留め、
寮生用の書類を取りに行かせ、一人着替えに戻るのだった。
所変わって、更衣室。
「(……お二人とも、可愛らしかったです♪)」
いつもよりも心なしか笑顔が輝いている綾代を見たという子が
他の部活の子を含め少なからずいたり、
終了の挨拶を副部長として行い、二人の様子を見に来た綾代が、
堪能したかのような素敵な微笑みを携えて立ち去り、
お手洗いに向かったのを発見したという噂もあったりするらしいが定かではない。