701 :シチュ妄想(ナミ・ヤス)×オサ編:2008/05/27(火) 20:19:23 ID:zugI5hyY
「…んふぁ…っ!?」
腰の辺りに感じた突然の甘い熱に、私は飛び起きた。
携帯の時計をふと見ると、草木も眠る丑三つ時。
「んっ…――ちゃ…んぅ…」
寝ぼけているのか、わざとなのか、私の内腿辺りに顔を埋めていた。
「全く、この子は…んっ……こら…ぁっ…」
無視して眠ろうとするものの、昂りと甘い熱に身を委ねようとする有様ではどうにも無理そうだった。
閑話休題―
珍しく眠そうな私を不思議そうな眼で見つめながら
可愛らしい満面の笑みを見せ、おはようのキスをくれるナミに
悪戯はやめて欲しいのと言えないのは、惚れた弱みなのかしら。
「梢子ちゃん、おはようございます、んっ♪」
もう一度、と 唇を寄せたところで、保美が朝ごはんと伝えに来てくれた。
「梢子先輩…うぅ…」
もちろん可愛らしいのだけど、ヤキモチ妬きなところには困った物だ。
「んっ…スミちゃん、おはよう。今日の朝ごはん、何ですか?」
それにしても、どうしてだろう。
「…ナミちゃん…おはよう。」
不満そうだった保美の顔も、ナミとキスした後には心なしか柔らかくなっている気がする。
「ほら、梢子ちゃんもスミちゃんに。」
それにしても、ナミもちょっぴり意地悪だ。
「梢子、先輩…。」
保美の潤んだ瞳で見つめられるのに私は弱いと知っているはずなのに。
「保美、おはよう。目を、閉じて。」
せめて主導権は握りたくてそう言ってみたのだけど
「先輩…っ…んっ…xふぅ…」
結局、されるがままになってしまうのは、血のせいなのかな、なっちゃん。
「あらあら…スミちゃん、大胆です♪」
少し頬を染め、可愛い妹をからかうように、イタズラっぽく言うナミ。
保美と二人、頬を染めた顔を見合わせる。
今日も1日は始まったばかり。
ついつい耽ってしまって、すべきことに支障が出るのが怖く、
何より精神的に良くないと、3人で寝るのは休日のみにしようと言ったら
二人して不満そうな顔をされ、結局取り下げたのは別のお話。