「あっ……ん…」
鎖骨を這う舌の感覚に声が漏れる。
わたしの右にはノゾミちゃんが、左にはミカゲちゃんが、
それぞれ鎖骨に舌を這わせていた。
血を吸っているわけでは無い。
けれどもその行為がわたしの中に妖しい感覚を生まれさせる。
わたし達は一糸纏わぬ姿で重なり合っていた。
「あんっ!…うぁ……くぅ…ん…」
二人がわたしの胸の先端を責める。
「ふふっ、敏感なのね。」
「そ…そんなこと……あっ!…はぅ…」
ノゾミちゃんがわたしの後ろにまわり両手で胸を責める。
ミカゲちゃんが指でわたしの口腔を犯す。
「ほら、やっぱり敏感…もうこんなにしてしまって。」
「淫らな子…」
「やぁ…意地悪しないでぇ……」
「こっちはどうかしら。」
ノゾミちゃんがわたしの秘所に手を伸ばす。
水音とともに絡みついたわたしの蜜を、
ノゾミちゃんは恍惚とした表情で舐めとる。
「もうびちょびちょね…ふふっ、おいしい…」
「桂…わたしも…」
ミカゲちゃんがわたしの秘所に顔を近づける。
そして割れ目に舌を這わせる。
「んんっ!…あっ……恥ずかしぃ…ミカゲちゃん…やめっ…あっ!」
ぴちゃぴちゃという音とわたしの声が部屋に響く。
「桂、そろそろイきたいのではなくて。」
「そ…そんなこと…」
「正直になりなさいな…ミカゲ、やりなさい。」
「はい…」
ミカゲちゃんがわたしの芽を思い切り吸い上げる。
その瞬間、わたしの中で何かが弾けた。
「ふぁっ!あああああぁぁぁ…」
電流が走るような感覚に、頭の中が真っ白になる。
「っは……はぁ…はぁ…はぁ…あんっ!」
「まだ休んだらだめよ…んっ…これからなんだから。」
ノゾミちゃんとわたしの秘所が重なる。
そしてノゾミちゃんは腰を動かしはじめた。
「やあっ!わたしっ…まだイったばかり…っくああぁぁっ!」
二人の割れ目と割れ目が、芽と芽が擦れ合う。
わたしは髪を振り乱しながら度を超した快感に耐えていた。
「桂…こちらは…」
「えっ、なにっああぁっ!」
ミカゲちゃんがわたしのお尻の穴に指を入れる。
それは深くはなかったが、そこからの快感はわたしには大きすぎて、
わたしはただ喘ぐしかなかった。
「っく…桂、いいわ…わたしも…んっ……そろそろ…」
「ああっ!イくっ……わたしっ…もうだめぇっ!」
「桂…一緒に……んっ…一緒にっ!」
「「ああああああああぁぁぁぁぁっ!!」」
「んんっ……ふわぁ〜っ。」
窓から差し込む朝日にわたしは目を覚ます。
体を起こし、隣にいる人影に挨拶する。
「おはよう、ノゾミちゃん。」
「おはよう、桂。」
「えへへ、今日の夢はすごかったね。」
「あなた、起きていきなりその話?いやらしいわね。」
そう、昨日の三人での行為はノゾミちゃんの見せた夢だったのだ。
わたしが、昨日「現実ではできないことも、夢でならできる。」
と思いついたので、早速やってみたのだ。
「ノゾミちゃんだって、昨日燃えたでしょ。」
「まあね、けど…わたしは現で、桂と二人でのほうがいいわ。」
そう言うとノゾミちゃんはわたしのパジャマを脱がせる。
「桂…」
「ノゾミちゃん…」
これからも、愛を重ねていこう。
夢でも…現でも…