228 :名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 20:29:16 ID:dKYEPDqM

「さあ、桂ちゃん?」

チリン…

鈴の音と一緒に、柚明お姉ちゃんが妖しく微笑む。


「あ……」

それが合図だった。


お姉ちゃんが手に持つ、黒いベルト付きの鈴。それは私の物だ。

私の、そしてお姉ちゃんが私を自分だけのモノにするための道具。

しなやかで優しい手が、それを私の首に巻きつける。

後ろで施錠し、ソレを私には外せないようにすると、

お姉ちゃんは満足気に私の頭を撫でた。


チリン…

鈴の音が静かな部屋に響く。

首輪を嵌められた私は、柚明お姉ちゃんだけのペット。

従順にお姉ちゃんの言う事を聞く事だけが、今の私の喜びだ。

幾ら心が嫌がっても、躾を施された躯は逆らえない。


…ううん、嫌じゃない。

幼い頃から調教し尽くされた私は、心も身体もお姉ちゃんだけのモノ。

柚明お姉ちゃん無しでは生きていけないペットになってしまった。


お姉ちゃんの手が伸びて、下着を許されていない私の大事な部分に触れる。

妖しい、優しい微笑みに見つめられるだけで、ソコは既にしっとりと濡れていた。


「…もうこんなに濡らして。はしたないわね、桂ちゃん?」

「だっ…て――、! お姉ちゃんが、私をこんなカラダにしたんじゃない…っ!」


でも、柚明お姉ちゃんの言うとおり。

今の私は発情したネコのように、お姉ちゃんを求めていた。


「あら、それは桂ちゃんが元々エッチな仔だったからよ?

 でも仕方ないわ。ちゃんと我慢できるように、躾直してあげる」


意地悪に詰る嘲りの言葉にさえ、私の心は欲情してしまう。

必死に堪える私の唇に、お姉ちゃんはそっと口付ける。


夜の帳が、二人を覆い尽くしていた。





つづきはry