485 :リアルアカイイト1:2008/03/30(日) 09:55:21 ID:5RUJL/2R

 部屋はわざと暗くしている。

 カーテンも月光は完全に遮断できず、二人の姿を映す。

「はい、飲んで飲んでー」

「妙に明るいわね、桂」

 座っている桂を見下ろすノゾミも桂に近づき座り、その首に顔を近づける。

 桂の顔が間近で妙にドキドキするのがノゾミは苦手だったりするが、背におなかは

代えられないのだ。

「じゃあ、吸うわよ?」

「いただきますは?」

「・・・い、いただきます」

 両手を桂の前に合わせて、渋々頭を下げる。

 最近はノゾミ自身も自覚はしているが、桂の言動に逆らえない。

 桂の首筋を今度こそ噛み、溢れる血を啜る。

「んくっ、んっ・・・ちょっと桂!何処触ってるの!」

 見ると、桂の右手はノゾミの尻と剥き出しの太股を触り、左手で

未発達の胸を擦っていたりする。

「血が零れて勿体無いよ、ノゾミちゃん」

「うっ、いじわる!」

 ノゾミは何も抵抗できず、溢れる桂の血を嘗め取る事しかできなかった。

「可愛いよ、ノゾミちゃん」

 胸を擦っていた手でノゾミの頭を撫でた。

 そんな甘い光景を柚明は部屋のドアの隙間から羨ましそうに覗いていたりする。

(桂ちゃん、やっぱり幼い容姿の子が好きなのね。私もだけど)

 小さい頃の桂の姿を思い浮かべ、桂の嗜好に同意する柚明。

(でも駄目よ桂ちゃん!)

 覗くのを止めて、ノゾミと桂のいる部屋から離れると電話を物凄い勢いで

かける。

「・・・はーい、もしもし」

「もしもし、サクヤさん。大変なの!桂ちゃんが・・・妊娠しちゃうわ!!」

「な、なんだって!」

「私、桂ちゃんの情事をさっき見てしまったの!」

「お、おおお、落ち着け柚明!!行為後の72時間以内なら大量のエストロゲン服用

で妊娠は防げる」

(何でも知ってるわーこの人)

「分かったわ。有難うサクヤさん!」

 言って、柚明は電話を切った。

「おい!ちっ、切りやがった。・・・いつも通りの柚明の勘違いだと思うけど。

・・・今夜はもやもやしながら眠りそうだよ」

 その頃、柚明は。

「あ、女の子同士で妊娠はしなかったんだ」


486 :リアルアカイイト2:2008/03/30(日) 09:58:00 ID:5RUJL/2R

 次の日。桂達は買い物をしに街へ繰り出していた。

「今日は奮発してデザートを食べて、服も買って、夕食もすませて、とにかく

贅沢をしよう!」

「そうね、桂ちゃん。たまにはいいわよね」

「そうだね、桂さん。今日は泊まりでゆっくりしようか」

 桂と柚明は大して驚かず振り向く。

「烏月さん、来てたんだ」

 と、桂。

「烏月・・・呼ばれてないのにまた来たの?本当に桂が好きなのね」

 ノゾミがそういうと烏月はノゾミがいるであろう何も無い場所を睨む。

「勘違いするな。貴様の事をまだ信用した訳では無い。貴様を監視する為にだ。

おっと、何故かは知らないがこんな所に偶然饅頭が。桂さんにあげるよ」

「わー有難う、烏月さん!」

「嘘!絶対嘘よ!何あの凄く嬉しそうな顔ー!」

 ノゾミの突っ込みも完全に無視する烏月。

(烏月さんの積極的な姿勢・・・侮れないわ!)

 柚明は今後最大の障害になるであろう人物の言動を観察する事に必死だ。


 にぎやかな桂達の後姿を電柱に隠れ、カメラで桂を無心に撮り続けるサクヤ。

「はぁはぁ、桂。あんたは私のもの・・・」

 桂に視線が集中して隙だらけの背中の真後ろに付き、その肩を誰かが叩く。

 驚いて、後ろを振り向くとそこには、

「サクヤさん、ちょっと一緒に来てもらえませんか?」

「なんだい葛か。てっきり警察かと思ったよ」

「お世話になった事があるんですか?」

「いや、その影に怯えてるだけだよ」

「たはは・・・そうですか」

「で、来てもらいたい場所って?」

「着いてからのお楽しみですよー」

 葛に付き合った先にはごく普通の喫茶店だった。葛は店の奥を素通りし、ひみつるーむと札のついているドアの前に着き、開ける。

「こ、これは」

 そこは異常な数のモニターがあり、そこに映っているのは、

「桂・・・」

 全てのモニターがあらゆる角度で桂を映していた。

「ふふふーWAKASUGIの力でこの街には桂おねーさんを覗く専用のカメラを付けたんですよ」

「何の為にだい?」

「何事も大切なのは復習ですよ。桂おねーさんの行動を記録し、覚え、おねーさんが一番

喜びそうな言動をすれば、会えない機会の多い私でも十分勝算がありますよ」

「一理あるけど、それとあたしと何の関係があるんだい?」

「この盗撮、ではなくて、この映像をまとめて、一つの作品にしようと思っているんですよ。

 その中にですね、桂おねーさんの小さい頃の写真もあればいいなーって思いまして」

「あるよ。小さい頃のだったら、鹿の背丈位はね。でも、」

「無料で、なんて言いませんよ。その纏めた映像をサクヤさんにもあげますから」

「ふ〜ん」

 関心無いねぇ、とばかりに腕を頭の後ろに組んで伸びをするサクヤ。

「で、その内容がですね。最初は桂おねーさんの日常の映像を流して、その後に桂おねーさんの濡れ場を、」

「AVだろ、あんたAV見たろ!なんだいそのありがちな安っぽい内容は!」

「さあ、なんのことでしょうねー?」

「よろしくたのむ!支援は惜しまない」

 サクヤは葛の手を取り、強引に握手をした。

 即席エロ姉妹の誕生である。

「たはは・・・おや、烏月さんが何かしでかすみたいですよ?ちょっと

声を拾ってみますね」

「声を拾えるのかい?どこまで凄いんだWAKASUGIの技術は!」

 適当なボタンを人差し指で押しすと烏月の大きな声が部屋に響いた。


487 :リアルアカイイト3:2008/03/30(日) 09:59:30 ID:5RUJL/2R

「桂さん!水着だ、水着を買おう!!もし溺れた時は私が人工呼吸っぽい

事をしてあげるよ!」

「なんだい、人工呼吸っぽい事って・・・」

 と、サクヤ。

「人工呼吸って唇を重ねてするものと勘違いしている人が多いんですけど、実際は

空気が漏れないように唇を唇で覆ってするもので、あんまりロマンティックでは

ないんですよ」

 葛がいつものようにその博識っぷりを披露する。

「・・・詰まり、キスをするぞ!って堂々と言ってる訳かい」

「そういう事ですねー」

 サクヤ達がモニターを見る。

 そこには烏月が桂の裾を引っ張り柚明も桂の背中を押し出した映像が映っていた。

「桂ちゃんの水着は私が選んであげるわ!」

 二人の力は確実の水着のある店の中に桂を押し込めようとする。

「待ってよ!ちょっと季節外れだよ!」

「た、確かに」

 烏月は冷静さを取り戻し、その手を離すと同時に柚明も押すのを止める。

「烏月さん、余計な所で冷静になって・・・」

 と、柚明。

「では、こっちのランジェリーショップで下着を買おう!今なら紐パンが3割引なんだ!」

「ひ、紐って、いいよ!絶対恥ずかしいよ、烏月さん」

 再び烏月が桂の袖を掴むと、柚明も桂の背中を押し出した。

「ひ、紐パン・・・」

 夢心地で呟く柚明。

「柚明、ひもぱんって何?」

「とっても、素敵なものよ!!」

「そ、そうなの・・・」

 柚明の迫力にそれだけしかノゾミは言えなかった。

(もう、どうにでもなりなさいよ・・・)

「紐パン3割引って・・・」

 サクヤが呆れているとパソコンのモニターをチェックしていた、葛が言う。

「データベースを調べたら本当にそうでしたよ」

「・・・ネットで懸命に調べたのかねぇ、あいつ。・・・で、試着室にカメラは?」

「言わずもがな、ですよ」

 ふふん、と鼻息を立てて背を反らして誇らしげに葛は言った。

「紐パンか・・・それはそれでそそるねぇ」

「ふふふ・・・私はシンプルな下着が好きなんですけど、偶にはいいですねー」

 ははは、と二人は陰湿に笑った。

「今更何だけど、濡れ場ってあんたどうやって取ったんだい?」

「撮る・・・予定なんですよ、私と桂おねーさんとの」

「やっぱ、AVみただろ」

 いつもこのような感じで桂争奪戦が続く中、ついにある事件が起こるのである。


488 :リアルアカイイト4:2008/03/30(日) 10:00:52 ID:5RUJL/2R

 ノゾミが起きると、そこは天井が無い、詰まり家では無い何処かにいた。

 空はいつもの青空を隠し、雲と暗闇、寒さ、豪雨が支配していた。

「・・・何処に来てるのよ桂」

 ノゾミが見現し視界を広げると、そこには、

「ノゾミちゃん、起きるのが早いのね」

「ゆ、柚明!」

 柚明が傘を差しながら、子どもが砂遊びで持ってそうなスコップ片手に自分が居る桂のお守りを埋めていたのである。

「な、何の悪ふざけよ!」

「羨ましい・・・」

「え?」

「羨ましい。羨ましいのよ!私だってノゾミちゃんのように桂ちゃんの血を

吸いたいわ!ついでにおっぱいも吸いたいわ!!」

「さりげに変な事言わないで!どうしてこんな事をするのよ!」

「だって、貴女も桂ちゃんの事が好きなんでしょ?」

「なっ・・・」

 言われた瞬間、桂の暖かな笑顔、血を吸う時に近くなる顔、桂に体を触られた事が次々と浮かんだ。

「なっ・・・そ、そんな事」

 否定できなかったし、肯定もできなかった。

「隠しても無駄よ。見れば分かるわ。そこで暫く大人しくしてて、貴女がいない

間に桂ちゃんを私のものにして見せるから」

「何の権利があってこんな事するのよ!」

「私が誰よりも桂ちゃんを愛しているからよ」

 あっさりと柚明は言い、ポケットから紐にぶら下った何かを取り出した。

「何よ・・・それ?」

「桂ちゃんがまだ小さかった頃の話よ」


 柚明、回想。

「うぅ・・・全然上手くいかないよー」

 髪の毛を自分で切った桂を柚明はますます気に入ってしまった、トリコだった。

「桂ちゃん大丈夫。桂ちゃんならきっと上手くいくわ」

(はぁはぁ、この子可愛い、可愛すぎるわ桂ちゃん。何、私を誘ってるの?誘って

いるの?桂ちゃん)

「お母さんの誕生日のプレゼントなのに・・・出来なかったら嫌われちゃう」

「大丈夫、私が見守ってるから」

「うん!」

 涙を拭った桂は元気を取り戻し、再びその作業をする。

 柚明は奮闘する桂をやましい気持ち全開で見ていた。

 30分位経過しただろうか、桂のプレゼントは完成していた。

「できたよ、柚明おねーちゃん!あとはこの粘土が乾いて色を塗れば

完成だよ!」

「おめでとう桂ちゃん!(はぁはぁ)」

「ちょっと手を洗って来るね」

 桂が部屋から離れると柚明はさっきまで桂が捏ねていた紙粘土を見詰めていた。

 柚明、回想終了。


「そう、これは桂ちゃんが一生懸命に捏ねた紙粘土を丸くして紐を通したものよ!

この中には桂ちゃんの思いや汗がそれはもう、たっっっぷりと!!」

 ぞぞっ!とノゾミの背中に冷たい体液が走り、全身がその気味悪い感覚に支配された。

「ち、近寄らないで!こ、この変態!」

 ノゾミは完全に引いていた。

 しかし、柚明はその態度を気にもせず続けた。


489 :リアルアカイイト5:2008/03/30(日) 10:03:04 ID:5RUJL/2R

「そうね、普通の反応がそれよ。でも、愛するってそういうことじゃないかしら?

周りじゃない、その人の事を思う強い気持ち。それは普通の人から見たら変に見える

かも知れないけど、私の中にはその人を思う確かな意味がある」

「・・・・・・」

 何故だろう、何故だかは分からなかった。分からなかったが、その時の

柚明を、凄く羨ましいと思ってしまう自分がいた。

「じゃあね、ノゾミちゃん」

「柚明、貴女も抜けてるわね。私が見現すればお守りを持ちながら桂の所に帰れるわよ」

「ノゾミちゃん。貴女の着物の丈、短すぎて太股が見えるのよ。

私達の国ではね、太股を見せる事は公然わいせつ罪に該当するのよ」

公 然 猥 褻 罪。ノゾミの頭に大きな文字が並んだ。

「詰まり私はこの国では猥褻扱いなの?」

 そう思うと、平気で桂の前に姿を現した自分が急に恥ずかしくなった。

「見現するならご自由に、それじゃあ」

 ノゾミはその背を見送ることしか出来なかった。


「柚明おねーちゃん!お守りを何処かに落としちゃったみたいなの!周りを探しても

無かったし、ノゾミちゃん・・・大丈夫かな?」

 家に帰ると、桂がそんな事を言って涙を流していた。

「桂ちゃん、大丈夫だから。ノゾミちゃんも桂ちゃんの気配を辿って帰って来れるわよ」

 柚明は桂の涙を人差し指ですくい上げて桂を抱きしめ、そのすくった涙を桂に

見えないように舌先で丁寧に嘗め取り、舌全体で転がし、唾と涙が分からなくなった頃に

嚥下した。

味は不思議と桂の血の味に似ているような気がした。

「桂ちゃん・・・」

「どうしたの?」

「私ね・・・ずっと前から桂ちゃんの事が」

「桂ちゃんの事が・・・」

「柚明おねーちゃん?」

 柚明ははっきりと今、好きと言おうとした。しかし、言おうとするとさっき

自分がした行為を思い出し、その罪悪感が言葉を詰まらせた。

「なんでも、ないわ」


 今日の所はいったん眠り、明日探そうという事となった。

 桂にお休みと言ってから随分と時間が経過しているので桂は眠ってしまっているだろう。

 そんな中、柚明だけは眠れず、部屋の隅で膝を抱えて座っていた。

「・・・・・・」

 睡眠という最も強い筈の欲求を邪魔していたのは罪悪感とそれを遥かに勝る性欲だった。

「・・・桂ちゃん」

 独り言だ。そこに彼女はいない。柚明はそこに彼女がいるようにスカートを

はだけさせ、下着越しに、陰核を刺激する。

「んっ・・・あっ」

 陰核を弄っていた手は大胆になりパンツを脱ぎ、手持ち無沙汰の手は上着を脱ぎ、白く豊かな胸を露にし、両足を見せ付けるように大きく広げた。

「桂ちゃん、見て・・・私の、凄い濡れて、赤くなってるでしょ?

ここも膨らんで大きくなって・・・見て欲しいの、私のいやらしい姿を・・・あっ」


490 :リアルアカイイト6:2008/03/30(日) 10:03:58 ID:5RUJL/2R

 寝転がった柚明は両足を閉じ、胸を揉み、膣を掻き回す動きは指、手首、腕、全体と段々激しくなっていく。

「はっ、あああっ!」

 快楽で体は振るえ、体は熱に浮かされたように薄く赤くなる。

 息と喘ぎ声を漏らす事だけに必死で唇の端からは情けなく唾液が滴り落ちる。

「ごめんなさい、桂ちゃん。私、小さい頃の貴女にも欲情していたの。

貴女を寝かし付けた後、桂ちゃんを見ながら自慰をしていたの!

お願い、嫌いにならないで、好きなの!桂ちゃんが!!」

 柚明は自分以外誰も居ない部屋で声を抑え、自分を辱める言葉を呟きながら自慰に耽っていた。

「はっはっはっ!」

「ああああああっっ!!!」

 訪れた絶頂の奔流には逆らえなかったか、抑えていたはずの声が大きく響いた。

「はぁはぁはぁ・・・」

 快楽に緩んだ目は涙を流し、柚明はそれに酔い、動かない。

「そんなに大きな声を出したら起きちゃうわよ」

 柚明の体はびくっとなり、慌てて上半身だけ起こすと両手で胸を隠した。

「嘘・・・ノゾミちゃん?」

 そこには穴に埋めたはずのお守りを持ったノゾミが確かにそこにいた。

「なんでここに居るのって顔ね?」

「その卑猥な太股を見せながら家に帰ったって言うの?」

「卑猥言っていわないで!

よく考えたらこのお守り、無くしても自然に戻ってくるって桂が言ってたから

もしかしたらと思ったらそういう術が掛かってるみたいで

その力を強めに発動したら一気にここに戻ってこれたって訳」

「ごめんなさい、ノゾミちゃん!」

 柚明は土下座をして謝った。スカートと靴下以外は穿いていない状態で。

「ちょっと、服位着なさいよ!」

「私、自分のしでかした事の大きさを分かって怖くなって・・・本当にごめんなさい!」

 柚明はさらに深く土下座をする。ほぼ全裸で。

「いいわよ別に、桂にも言わないから心配しないで」

「やったー!」

 なんか凄い高く飛び上がって喜ぶ柚明。

「調子に乗らないで!」

「はい・・・」

 正座になり全裸で柚明は反省をした。

「私ね、柚明の話を聞いて最初は気持ち悪いって思ったけど、貴女が羨ましいって

思えるようになったの。

 なんでこんなに人の事を思えるのかなって・・・それが愛なのかなって」

「ノゾミちゃん」

「私も桂を好きになりたいって、そう思ったの。

桂を見詰めるとドキドキしたり、体を触られると体の奥が変な感じになったり、それって病気みたいでいやだなって思ったけど、そうか・・・これが人を好きになるって事ね」

「そう、好敵手が増えたわね」

 柚明は笑顔で恋に目覚めた女の子を祝福した。


491 :リアルアカイイト7:2008/03/30(日) 10:05:04 ID:5RUJL/2R

おまけ

 もし、ノゾミがあんまり早く戻って来なかったら。


「桂ちゃん、いい朝ね」

「そうだね、柚明おねーちゃん」

 あれから、柚明と桂は一線を越え、そういう仲になっていた。

「あのね、柚明おねーちゃん」

「何かしら、桂ちゃん」

 爽やかな微笑みが、昨夜のお楽しみ度を示している。

「これなんだけど」

 桂が薄っぺらい本みたいな物を取り出した。

「ノゾミちゃんの忘れ形見・・・3ヶ月だって」

 そこには母子健康手帳と書いてあった。

「あ」

 柚明が固まる。

 暫く時間が経過し、朝の天気が嘘のような豪雨になり、柚明はシャベルと大きな荷物を持ち何処かの山へいったそうな。

おわり