148 :もしも桂がエロゲーの主人公だったら:2007/07/26(木) 19:55:29 ID:P1jWSWy0

「住居不法侵入に関しては、この通りっ! 平謝りに謝りますんで、どーか勘弁してくださいっ!

後生ですから、警察とか裁判所とか保健所の類には通報しないで下さーいっ!」

 どうせ使ってなかった家なんだし、わたしが迷惑を被ったわけじゃないんだからそういうところ

に突き出すつもりはなかった。でも無罪放免というのはよくないと思う。

「うーん……対価を貰えるならいいかな」

「宿泊代ですか? いくらがお望みでしょう?」

「そうじゃなくて、体で払ってもらうの」

「労働奉仕ですね! なんなりとお申し付けくださいませ!」

 どうやら十歳の葛ちゃんにこういったニュアンスは伝わらないらしい。それなら、実際にやって

わかってもらうしかないだろう。

「うん、それじゃ葛ちゃん、服を脱いで」

「は?」

 葛ちゃんはわけがわからないといった顔で目を丸くしている。

「あ、ただ脱ぐんじゃなくて、恥じらいながらやってくれるとポイント高いかな」

「何を言ってるんですか!?」

「だから、労働奉仕。言うこと聞いてくれるんでしょ」

「あうぅ……」

 つけこめる弱みにはつけこむ。基本中の基本。

「わかりましたよ! 脱ぎますからぁ」

 葛ちゃんは上着に手をかけ、もじもじしながらたくし上げる。わたしの注文どおりやってくれて

るんだね。かわいいよ。

「み、見ないでくださいよぅ」

「見ないと意味ないじゃない」

 じーっと見つめてやると、葛ちゃんはますます身をよじらせる。十分に焦らしてもらったからそ

ろそろ脱いでもらいたいところだった。わたしは携帯電話を手にとって、1のボタンを押す動作を

見せてやった。

「ほらほら、通報しちゃってもいいんだよー」

「桂おねーさん、鬼畜です……」

 ちょっと涙目になった葛ちゃんは、観念したように上着を脱いだ。その下には何も着ていなくて、

上半身裸になる。

「ふーん」

 やっぱり十歳の女の子、胸は全く膨らんでいない。膨らんでいたらちょっとショックだったけど。

「それじゃあ下も脱いでね」

「ほ、本気ですかおねーさん!?」

 慌てふためく姿がすごく可愛い。


149 :もしも桂がエロゲーの主人公だったら:2007/07/26(木) 19:56:36 ID:P1jWSWy0

「本気本気。葛ちゃんの裸、見たいなー。もちろん見せてくれるよね?」

「こんなお子様の裸なんか見て楽しいんですかぁ」

 いやいやしながら目に涙を溜めて抗議してくる。そんな葛ちゃんはたまらなくかわいくて、はっ

きり言って逆効果だった。

「楽しいよ。葛ちゃんすっごくかわいいんだもん」

 有無を言わさず葛ちゃんがまだ着ているものをずり下ろした。今まで隠されていた下半身が露わ

になる。

「うひゃっ!?」

 月明かりが葛ちゃんの裸体を照らす。胸はまっ平らで、その先端に申し訳程度に小さい突起がつ

いている。腰のくびれもなく、まだ女の子としての性徴は全く始まっていない。そこからもう少し

下を見る。葛ちゃんの女の子の部分は縦にスリットが入っているだけで、大人の特徴は少しも生え

ていない。ぷっくりした割れ目は触ると柔らかそうだった。月の朧な明かりに照らされることで、

わずかしかない身体の凹凸が強調されている。

「お、おねーさん……」

 泣きそうなほど弱々しい声で何かを訴えてくる。もちろんわたしはそんなもの聞かない。

 まずはどこから頂いちゃおうか……考えあぐねて、膝立ちになって葛ちゃんの腰にしがみつく。

二つあるうちの右のほうの胸をぺろり。

「はわっ! おねーさん何するですかっ!?」

 葛ちゃんは身じろぎするけど、わたしから逃れるほどの力は出していない。もう一度ぺろり。

「ひゃっ! そんな、わたしお風呂入ってないんですよ!?」

「別に匂わないよ。大丈夫大丈夫」

 この明るさでは断定できないけど、たぶんピンクの突起を舐める。わたしの腕から逃れようとす

る力は弱く、ほとんど無抵抗でわたしに舐められ続けている。その効果は確実にあったようで、そ

の先端が少しだけ膨らんできた。

「葛ちゃんの乳首たっちゃった。ちゃんと感じてるんだぁ」

「そんな、感じるなんてこと」

「感じるっていうのがわからないんなら、わからせてあげるよ」

 今度は乳首じゃなくて、舌先でその周りを円を描くようになぞる。

「それ、いやらしいですよぉ」

「いやらしいことしてるんだもん」

 葛ちゃんがわたしの腕の中で身じろぎする。口では嫌がっていてもちゃんと感じていることがそ

の動きと肌を通して伝わってきた。

「ちゅっ」

「うひゃっ!」

 乳首にくちづけ。焦らしてやった分だけ効果があったみたい。反応もさっきより大きい。

「れろっ」

「はうっ!」

 乳首を舐めちゃった。この季節、汗をかくのは必然なわけで、そのせいかちょっとしょっぱい。

 葛ちゃんはわたしの腕から逃れようともがいている。わたしはそんなに力があるほうじゃないけ

ど、葛ちゃんはうまく力が入らないのか、今のところ力比べはわたしが勝っている。

「おねーさんっ」

「はひはわ?」

「あひゃっ!」

 何かな? って聞いたんだけど、言葉にならなかった。それにしても葛ちゃんの反応が面白い。

 わたしのやること一つ一つにきちんとリアクションを返してくれる。まだ子供なのにすごく敏感

なようで、そんなふうにされるとわたしもますます弄りたくなってくる。


150 :もしも桂がエロゲーの主人公だったら:2007/07/26(木) 19:57:33 ID:P1jWSWy0

 というわけで腕を下げてお尻の下あたりを抱きかかえる。ちょうどわたしの目の前に葛ちゃんの

あそこが来る形になった。

「そ、そんなまじまじと見ないでくださいっ!」

 馬耳東風。今のわたしのためにある言葉だ。でも葛ちゃんの声は可愛いから、全く聞かないわけ

でもない。

 というわけでまじまじと見つめる。葛ちゃんのあそこには当然のことながら全くはえていない。

縦に一本スリットが入っていて、柔らかそう。息をふうっとかけてみる。

「おおおおお、おねーさん、それはいくらなんでもっ」

 ぺろり。まずはスリットに沿って舌を這わせた。

「ひあああああっ!」

 ぺろり。今度はスリットの中に舌をねじ込む。舌を何度も上下に這わせて、幼い割れ目をこじ開

けた。

「わ、わ、ああああっ! な、なんですかこれっ!」

「これが感じるっていうことなんだよ」

 せっかくだからもっと感じてもらおう。わたしは自分の口を押しつけて葛ちゃんのあそこを啄む。

舐めているというよりむしゃぶりつくという感じだ。

「うわあっ! おねーさ、これ、変ですっ!」

 ずっと舐めてると、味が変わってきた。もしかしてこれって。

「葛ちゃん、濡れてる」

「濡れ……?」

 まだ小さい子供だけど、ちゃんと女の子なんだ。女の子の味がもっと欲しくて、それが湧き出て

くる源泉に、舌をぐりぐりと押しつけた。

「だ、だめですっ!」

 葛ちゃんの抵抗よりもわたしの欲求が勝っていた。むしろじたばたすることで快感が増している

ことに気づいてないみたいだった。

「ああああああ! だめですっ!」

 精一杯女の子を味わって女の子の匂いをかぐ。葛ちゃんのあそこが舌先を締めつけてきた。もう

そろそろ――

「ふああぁっ!」

 いきなり葛ちゃんの顔が目の前に来た。わたしと同じく膝立ちになっている。足腰に力が入らな

くて立っていられなくなっちゃったみたいだ。


151 :もしも桂がエロゲーの主人公だったら:2007/07/26(木) 19:59:01 ID:P1jWSWy0

「そんなにキスして欲しいんだ?」

 わたしはあえて解釈を違えて、葛ちゃんにキスした。唇はぷっくりした感触があって、あそこの

ことを『下の口』って呼ぶのがなんとなく実感できた。

「は、初めてだったんですよぉ」

「わたしも初めてだったから責任とってね」

「そんな、こっちだってんむっ!」

 よく動く口をわたしの唇で塞ぐ。舌をねじ込んで、葛ちゃんの舌を味わう。

 おっと、忘れちゃいけない。

「んむんんんんっ!」

 指で葛ちゃんのあそこを弄る。そこが濡れているのはわたしの唾液だけじゃない。

「葛ちゃんは、自分でこういうのやったことないよね?」

 口を離して左腕で葛ちゃんを抱きかかえて、右手の指で上下に擦る。

「あ、あるわけないじゃないですかーっ!」

 それじゃあ、あそこに指を入れるのは辛いかもしれない。今は外側だけで勘弁しておこう。

「はぅあっ! つ、続けないでくださいっ!」

「いい加減素直になろうよ」

 葛ちゃんが意地をはるならわたしも手がある。割れ目を指で辿って、その上の部分にある、女の

子が一番感じるところを探り当てた。その突起を、まずは優しく擦る。

「はうぅ、ふあっ、あうっ!」

「気持ちいいでしょ? いっぱい感じてね」

 本当にもう足腰に力が入らないみたいで、膝立ちさえできなくなってわたしにもたれ掛かってき

た。初めてなら楽な姿勢の方がいいと思って、そのまま仰向けに寝かせてあげることにした。

「葛ちゃん、よだれ垂れてるよ」

 よっぽど感じちゃってるのか、だらしなく口を開けていて、端からよだれが垂れていた。それを

舌で拭きとって、唇で吸い上げる。

「あうぅ……」

「ねえ、こっちを見て」

 言われるままに葛ちゃんはわたしと目を合わせた。その目は焦点があってなくてトロンとしてる。

口も半開きのまま、わたしの与える快感のままにあえぎ声を上げている。

 年の頃十歳ほどの女の子が、こんなにも感じている。たまらなく可愛かった。

「そろそろイかせてあげるよ」

 親指と人差し指で、葛ちゃんの一番感じるところを摘んだ。はじめは優しく、少しずつ激しく。

「ああっ、はうぁっ! ああああっ!」

 どんなに感じても、葛ちゃんはわたしの言いつけどおりにわたしを見つめている。その健気な視

線に胸が高鳴ってきた。

 そろそろ葛ちゃんの限界がやってくるはず。わたしはもっと指を激しくして、葛ちゃんを絶頂へ

と導くことにした。

「ふあああぁっ、おねーさん、おねーさんっ!」

 葛ちゃんに呼ばれただけで気分が高揚した。もっと呼んでほしいと思ってる。もっと見つめてほ

しいと思ってる。だからわたしは。

「わたしのこと、好きって言って」

「あっ、す、すきですっ、けいおねーさんっ、しゅきですぅーーっ!」

 最後に体をビクッと震わせて、葛ちゃんは果てた。

「はあ……はうぅ……」

 葛ちゃんは息を乱したまま倒れている。でも、ここで終わるつもりはない。わたしは身に着けて

いる衣服を全部脱ぎ捨てた。

「ねえ、葛ちゃん、まだ半分だよ」

 葛ちゃんの手をとって、わたしのあそこへ導いた。確かめるまでもなく、わたしのあそこは濡れ

そぼっていた。

「わたしのことも、気持ちよくしてね」

 まだ、夜は終わらない。


152 :もしも桂がエロゲーの主人公だったら:2007/07/26(木) 20:00:26 ID:P1jWSWy0





『なーんてことになっちゃったりして』

「なるわけないでしょっ!」

 お父さんの実家に着いたら、見知らぬ女の子と狐がいた。それを陽子ちゃんに話したら、いきな

りとんでもない話を聞かされてしまった。

「大体、なんでわたしが葛ちゃんを襲わなくちゃいけないの!?」

『いやそこはお約束ってものですよ』

「どこの世界のお約束なの」

『ごくごく一部の世界の』

 迷い家を思わせる人里離れた一軒家に、見知らぬ女の子と狐が一匹。家に灯りはなく、わたしを

照らすのは月明かりのみ。こんな幻想的な世界でそんなお約束が繰り広げられるとは到底思えなか

った。

『ところで、その葛って子は大丈夫そうなの?』

「大丈夫って何が?」

『深夜になって寝込んだら、はとちゃんが服を脱がされて襲われた――とか、そーゆーの』

「あるわけないってば!」

 一体どこからそんな発想が出てくるのだろう。

「なんで襲うとか襲われるとか、そんな話になるの」

「桂おねーさん」

 陽子ちゃんの返事より先にやってきたのは、葛ちゃんの声。振り向いた先にいたのは葛ちゃん。

ついでと言ってはなんだけど、尾花ちゃんもいた。葛ちゃんの表情には警戒心がありありと表れて

いて、どう見ても友好的には見えなかった。

「葛ちゃん、どこから聞いてたの!?」

「わたしを襲うとか、そのあたりからですね」

 間違いなく警戒されてる。それはそうだろう。ほとんど初対面の人間が自分を襲うとかなんとか

いう話をしていて心を許せるような子なら、そもそも家出だか一人旅だかなんてしないだろう。

「あのね、葛ちゃん、これは違うの。信じてもらえないかもしれないけど――」

「話をする必要はありませんよ。わたしだって思うところがありまして」

 話も聞いてもらえないのだろうか。それほどまでにわたしは嫌われてしまったのだろうか。そう

考えると、胸が締め付けられたような気持ちになる。

 葛ちゃんとは会ったばかりなのに、何かを喪失してしまったような、そんな気持ち。

 わたしにも思うところがある。葛ちゃんはそう言った。しかし、わたしを真っ直ぐ見据えるその

瞳に何を宿しているのか、わたしには計り知れない。

「襲われるより先に、わたしが襲ってしまおーかと」

「へっ?」

 わたしが反応する暇もなく、わたしは押し倒された。どこでそんな術を身に着けたのか、わたし

が思わず感心してしまうほど鮮やかな手つきだった。

「ところで、襲うって意味わかってますよね?」

 葛ちゃんがわたしの上着に手をかけた。

『もしもし、もしもし? どしたの、はとちゃ――』

 電波が途切れた今、わたしの声は誰にも届かない――




−やっぱり桂は総受け−